昨日の記事では、鉄鉱石を鉄の赤ちゃん「銑鉄(せんてつ)」にする工程でした。
鉄=鉄鉱石+石灰石+コークスを高炉と呼ばれる釜で1200度で熱するとできる | 溶接のテーマパーク アイアンプラネット
このままの銑鉄の状態では硬くてモロいので、その溶けた銑鉄、溶銑(ようせん)内に含まれる炭素や不純物を除去して、成分を調整したものを固めまていきます。
これが「製鋼(せいこう)」という工程です。
この時点でFeを主成分とする金属全般「鉄(アイアン)」から、一般的にわたしたちが目にする「鋼(スチール)」になります。
ちなみに、「アイアンプラネット」という名前ですが、普段われわれが目にする「鋼(スチール)」ではなく「鉄(アイアン)」としたのも、普段はあまり目にしないものをイメージしてつけたのです。
この「鋼」となったあとは、厚い板に整形されます。
その後、「鉄は熱いうちに打て」とばかりに熱延工場で薄く伸ばされます。
すごい熱気と迫力!
驚いたのが、この全長数キロくらいある熱延工場、自動化が進み、たった5人いれば動かせるらしいです!!