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全部同じステンレス?代表的な3つの表面仕上げの見た目の違い

弊社の受注の20%ほどは「ステンレス」の材料を仕入れて、切断して溶接して加工しています。

 

ステンレスのおさらい

「ステンレス」の特徴は、

①加工に技術が必要
②強度が強い
③錆びにくい、でも価格がお高い(基本的に鉄の3倍以上)
④磁石にくっつきにくい、です。

ステンレスを加工する際についた小キズを塗装で隠せないので、最新の注意で手間をかけて加工しなければいけません。

今回は、弊社でよく扱うステンレス材料の表面仕上げ3つをご紹介します。

 

銀白色で光沢がない(№1・ナンバーワン)

こちらは特注で製作した、海の中の「もずく」を採る器具です。

IMG_1354

この、ステンレスに見えなくもない、曇った感じが通称「ナンバーワン」と呼ばれる表面仕上げです。

ほとんどが仕上がったまま、磨いていない状態なので、見た目を気にしない用途で、しかも錆びにくい特性を活かしたいときに割安で仕入れることができる材料です。

 

ピカピカに研磨されたもの(#400・400番)

こちらはステンレスの手すりです。

IMAGE_1000000496

ステンレスといえば、光沢があるイメージですが、このようなピカピカ仕上げは、上記の「ナンバーワン」を磨いてピカピカにしているので、材料費が高いです。

研磨の程度で若干の光沢が変わりますが「400番」と呼ばれる光沢を使うことが多いです。

この表面仕上げの材料こそ、加工したときに小キズが付くとなかなかキズが取れません。

なので、最新の注意で手間をかけて加工するため、加工費も上がります。

 

髪の毛のような連続した模様(ヘアライン)

工場内にヘアライン仕上げの製品がなかったので、ヘアライン材料を撮ってみました。

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建材の最も一般的な仕上げなので、公共の建物の手すりなどで使われているのを見たことがあるのではないでしょうか?

ステンレスらしい表面に磨いて加工するため、この材料も400番と同じような価格帯になります。

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このようにステンレス材料は、その使う用途に応じて表面の見た目を指定していただければ、材料費や加工費を抑えることができます。

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