10分間、思う存分溶接していただき、鉄工所の世界を楽しんでいただきます。とにかく溶接を一度体験してみたい方に。
Author Archives: osada
毎年行っている、福井県坂井市の小売店や飲食店で使えるプレミアム商品券の発売を、今年も行うそうです。
実質15,000円もらえる!
去年までは、10,000円払って11,000円分の商品券だったので、10%の還元率だったのが、今年はなんと10,000円で12,500円の25%還元!
一人3セット(30,000円)まで買えるので、7,500円儲かってしまう・・・
たとえばうちだったら奥さんと二人で15,000円儲かってしまう・・・
500円券が地味に嬉しい
もうひとつ去年と違う所は、1,000円券だけでなく500円券もまざっているところです。
商品券なのでおつりがでないお店もあり、わざわざ1,000円以上になるようにいらないものまで買わないといけなかった不便さが解消されます。
購入できるのは、坂井市に籍のある方のみ。坂井市の各商工会にて交換できます。
そんな(福井県坂井市でしか効力のない)プレミアム商品券は5/30から販売開始です。50,000セットまでしかないので早いもの勝ちですね。
まだ取扱店の募集段階です。一応「溶接のテーマパーク」でも使えるように、弊社でも申し込みしておきました(^^)
ゴールデンウィークは一応、こよみ通りに近い連休を会社は設定しています。
しかし毎年、お客様の工場が連休で機械が動いてない間に工事をすすめてほしいということで、一部の職人さんは現場に出張、休日出勤していただいております。
一方、自社工場の中ではアイアンプラネットの改装工事をコネコネ進めています。
鉄の窓と、鉄のスライドドアの加工が終わりました。
まだ少しづつしかお見せできません・・・
もし気になる方がいらっしゃいましたら、いつでも見に来ていただいて結構ですよー。
みなさんは、「タップ」というと、何を思い浮かべますか?
私たち製造(加工)業はタップと聞くと、金属にねじ(ボルト)が入るように切り込みを入れる加工を思い浮かべます。
このようにボルトが固定できるようにする加工を「タップをたてる」といいます。
専用のこのような穴あけ機(ボール盤)を使ったり、電動ドリルや、タップをたてるタッパーという機械があれば楽に加工できますよ。
下の写真は、ボール盤です。
手順としては、例えば「M8」というサイズのボルトが入るようにしたい場合。
まず下穴として、直径6.8ミリの穴をこのキリで開けます。
そのあと、この「タップ」という工具をボール盤やタッパーに着け、ボルトのミゾに合わせて奥へ回転させながら削りこみます。
注意することは、見てもわかるように、あんまり薄い材料だとねじが刻まないので板の厚みが必要です。
また、タップをたてるときは慎重にこのようなタッピングスプレーを使いながらねじ込まないと、折れてしまうことがあるので気をつけましょう!
とはいえ、ネジのサイズもいろいろあるし、ネジによって下穴が変わるので、一般の方には敷居が高いかもしれません・・・
鉄は錆びるしなあ、という印象があるかと思いますが、最初にちゃんと塗装をしておけばそこまで心配することはないんです。
(4年前)2011年4月の写真(新品ベンチ)
たとえば丸4年前(2011年4月)自分の家用に、フレームは鉄、座面などは木のベンチを自作しました。
晴れの日も雨の日も雪の日も・・・ずーっと外に放置してはや4年。
鉄のフレームだから、さぞかし錆びてるでしょうとお思いでしょうか。。。
(現在)2015年4月の写真(丸4年後)
夏を4回、冬を4回経験したベンチの写真がこちらです。
あんまり変化がないように見えますね。
近くに寄ってみても、鉄のフレーム部分はドロやほこりの汚れ以外にサビている雰囲気は全くありません。
ただ、木に塗った防腐塗料が剥げかけてきて、ささくれが気になってきました。
木の部分に関しては塗装し直す必要がありますね。
あっ!脚の部分に一点だけサビが見つかりました。
何かをぶつけて塗料が割れて剥げたのでしょう。塗料が剥げた部分はこれくらいのサビになります。
これくらいならサンドペーパーでこすって、塗料スプレーをサッとかけるだけで修理完了です。
実は、鉄はそんなに錆びません
この結果からでもわかるように「鉄はサビやすいから・・・」ということはない!といえるのではないでしょうか。
どちらかというと木の部分のほうが、しっかりこまめに塗装しなおしたりしないといけないような印象がありました。
まだ4年しか経っておりませんので、これからも放置しまくって、経過をご報告したいと思います。
弊社の受注の20%ほどは「ステンレス」の材料を仕入れて、切断して溶接して加工しています。
ステンレスのおさらい
「ステンレス」の特徴は、
①加工に技術が必要
②強度が強い
③錆びにくい、でも価格がお高い(基本的に鉄の3倍以上)
④磁石にくっつきにくい、です。
ステンレスを加工する際についた小キズを塗装で隠せないので、最新の注意で手間をかけて加工しなければいけません。
今回は、弊社でよく扱うステンレス材料の表面仕上げ3つをご紹介します。
銀白色で光沢がない(№1・ナンバーワン)
こちらは特注で製作した、海の中の「もずく」を採る器具です。
この、ステンレスに見えなくもない、曇った感じが通称「ナンバーワン」と呼ばれる表面仕上げです。
ほとんどが仕上がったまま、磨いていない状態なので、見た目を気にしない用途で、しかも錆びにくい特性を活かしたいときに割安で仕入れることができる材料です。
ピカピカに研磨されたもの(#400・400番)
こちらはステンレスの手すりです。
ステンレスといえば、光沢があるイメージですが、このようなピカピカ仕上げは、上記の「ナンバーワン」を磨いてピカピカにしているので、材料費が高いです。
研磨の程度で若干の光沢が変わりますが「400番」と呼ばれる光沢を使うことが多いです。
この表面仕上げの材料こそ、加工したときに小キズが付くとなかなかキズが取れません。
なので、最新の注意で手間をかけて加工するため、加工費も上がります。
髪の毛のような連続した模様(ヘアライン)
工場内にヘアライン仕上げの製品がなかったので、ヘアライン材料を撮ってみました。
建材の最も一般的な仕上げなので、公共の建物の手すりなどで使われているのを見たことがあるのではないでしょうか?
ステンレスらしい表面に磨いて加工するため、この材料も400番と同じような価格帯になります。
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このようにステンレス材料は、その使う用途に応じて表面の見た目を指定していただければ、材料費や加工費を抑えることができます。
溶接のテーマパークへの期待の表れか、本業の受注の入りが激しく、アイアンプラネット会場の改修工事が遅れており、申し訳ありません。
五月の中旬くらいには完成させる目的でしたが、このまま受注が続くと六月に入ってしまうかもしれません(~_~;)
ここまできたらヤルヤル詐欺と言われても仕方がないところまできましたが、中途半端に進めるわけにもいきません。
完成したら、おおーー!と言っていただけるような空間にしていきたいとおもいますので、ひとつお許しください。
とはいえ、全く進んでいないわけではなく、スキマ時間を使ってこのように、少しづつ様変わりしていってます。
暑い日でも寒い日でも快適に過ごせるような囲いとなる鉄骨工事が一部終了しました。
これから鉄の家具や遊具を作ったり、ウェブ関係もつめていったりと、準備を進めていきます。
溶接のテーマパーク、アイアンプラネットのオープン日を当初4月末と予定しておりました。
しかし、本業多忙のため、オープンを5月中旬以降に延期させていただきたいと思います。
現在の状況
12月半ばにクラウドファンディングが達成終了してから4ヶ月、準備を続けてきました。
なんとか4月中にアイアンプラネット会場を作り上げようと、ホームページの準備を進めると同時に、工場内の内壁のほう、大工さん仕事や電気工事はある程度完了しました。
当初こういった状態だったのが・・・
壁に断熱材も入れ、カッコよくなってきました!
このあと、弊社の得意とする棚やパーテーションなどを、鉄骨で自社で作って設置して、ある程度完成となります。
しかし、本業の方がありがたいことに多忙を極めており、その肝心の鉄工工事が、少しづつしか進みません。
そこで、ここで無理をするよりも、オープン日を延期させていただく決断をさせていただきました。
本業の受注の落ち着きがまだ見えていないので、ひとまずアイアンプラネットのオープン予定日を、5月中旬とさせていただきます。
おまたせして申し訳ありませんが、今後とも進捗状況をご報告させていただきます。
アールがつく月は牡蠣の旬だそうですが、製造業ではその「アール」の意味が違います。
「アールのついた手すり」とか言っても、製造業に関わりのない方には意味が通じないときが多いので、こちらで説明しておきたいと思います。
R(アール)とは
アールとは、小学5年生で習った「π r2(パイアール二乗)」を思い出してもらうと早いかと思います。
この円の面積の公式の中の「r(アール)」は半径の意味でしたよね。
半径「radius」の頭文字です。
道路などで150Rと書いてあると、半径150mのカーブなんだな、とわかるように、ゆるやかにカーブがついているイメージです。
製造業でのアールの使い方
製造業では、直線の材料に少しカーブがかかっている状態のことを「(この材料はまっ直線でなくて)アールがついている」といいます。
こんなのもアールがついている材料です。
また、もっと結構急激にグイン!とカーブがかかっていることを「アールがキツイ」とかいいます。
一般的に「直線じゃない」という意味で使いますが、他にも曲面や曲線のこともやはり「アールがついている」といいます。
じゃあ「曲がっている」って言えばいいんではないの?
そうですね。でも例えば、電話などで「曲がってる手すり」と聞くと、90度に曲がっているのかな?と勘違いしそうです。
90度に角がツンツンに曲がっていることは「アール」が付いているとは言わないからです。
普段何気ない会話の中で「この棒、直線かと思ったけど、若干アールついてるよ」とさらりと言えるとカッコイイですね。